薬剤部のご紹介
薬剤部は、薬剤師4名、補助者1名の体制で、次のような業務を行っています。
1.医薬品安全管理
日々、薬剤部内で、ヒヤリハットなどの事案を検討し、医療安全に取り組んでいます。また、医療安全委員会や事故防止ラウンドに参加し、他部署との連携に努めています。
2.調剤業務
院内外来調剤と、入院調剤を行っています。
院外処方率10%前後と、ほぼ外来は院内で行っているため、患者様との
コミュニケーションがとれています。
3.注射剤業務
患者様の個人別セットを行っています。薬剤によっては、血中濃度のシミュレーションをし、医師の投与量決定などをサポートしています。
TDMは、担当者ではなく、全員で行っておりスタッフで情報を共有しています。
4.薬剤管理指導業務
入院された患者様を対象に、持参された薬剤の鑑別を行い、入院中と退院時に服薬指導を行っています。
お薬の効果や副作用、アレルギー等を確認し、患者様の服薬支援を行います。
また、インスリン、生物学的製剤などの注射薬や、吸入薬の使い方の指導も入院のみでなく、外来でも行っています。
5.医薬品情報(DI)業務
院内はもとより、厚生労働省をはじめとした院外からの医薬品情報を収集・整理・提供しています。
外来窓口・入院時・退院時などにおいて積極的に、「お薬手帳」の活用を推進し、地域医療連携に努めています。
6.チーム医療への参画
「より安全な医療の提供」と、「より確かな治療効果」達成のため、部署間を超越したチーム医療提供体制が必要です。
薬剤部も進んで参加し、その活動に貢献することを目標としています。
- ・医療事故防止対策委員会、事故防止ラウンド、リスクマネジャー会議
- ・院内感染委員会、ICTラウンド、抗菌薬ラウンド
(現在、感染防止対策加算2のためASTの活動はしていません) - ・栄養サポート(NST)委員会
- ・術後疼痛管理チーム・ラウンド
- ・薬事委員会
- ・褥瘡対策委員会
- ・輸血療法委員会
- ・診療録管理委員会
- ・介護支援会議
- ・業務改善委員会
- ・摂食嚥下委員会、ラウンド
- ・排尿ケア委員会
7.認定薬剤師への推進
・糖尿病療養指導士 | 1名 |
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・実務実習認定薬剤師 | 2名 |
・熱中症対策アドバイザー | 1名 |
8.学会発表、勉強会、研修会の参加
九州山口薬学大会、日本医療薬学会、日本薬剤師会学術大会、医療薬学フォーラムなどで学会発表を行っています。
発表だけでなく、研修会に参加した時は報告し合い知識を共有し、また、院内での勉強会、研修会など行い、
日々薬剤の知識向上に努めています。
9.ジェネリック医薬品の取り扱い
ジェネリック医薬品とは、これまで使われてきたお薬の特許がきれた後に、同等の品質で製造販売される低価格の医薬品です。
厚生労働省も推奨しており、当院でもバイオ医薬品を含むジェネリック医薬品を積極的に取り組んでおります。
また、ジェネリック医薬品以外でも医薬品の流通が不安定です。
同効薬や、医薬品情報を確認し代替薬を提供しています。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。